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秋の夜長に見たいアニメ by ねこ

アニメ ねこ

”文学少女”シリーズ

 

 


【ストーリー】
 高校2年生の今、「普通の男子高生」の主人公・井上心葉(CV.入野自由)。モットーは「君子危うきに近寄らず」という彼は、過去に大きなトラウマを抱えていた。そんな彼がひょんな事から、生粋の文学少女である天野遠子(CV.花澤香菜)の秘密「文学を食べる」ことを知ってしまう。秘密を知ったことで彼は、遠子が部長を務める文芸部に強制的に入部させられ、毎日毎日三題噺を書かされることとなってしまった。天真爛漫で無邪気な遠子に振り回され、「これは事件よ!」の台詞に頭を抱えながらも、遠子が首を突っ込んださまざまな事件を解決に導く手助けをしていく。(Wikipediaより)

 はじめまして。今回からotacreateメンバーとして企画に参加するねこ(@Nekokanifesta)です。

 読書の秋、といえばこの作品以外考えられないでしょう。”文学少女”シリーズです。実はTVアニメ化はされておらず、OVAと劇場アニメとしてのみ制作されていたので本企画の趣旨から若干外れるかもしれませんが、そこはご容赦を。
 

 主人公の心葉(このは)くんは当時流行っていたいわゆる「やれやれ系主人公」で、とんでもない美少年でしかも成績がよくてその上小説作家でもあるという超絶スペックの持ち主なのですが、物語開始時点で心に大きな傷を負っているためかなり後ろ向きな性格になっています。もったいない。
 そんな彼が文芸部の天野遠子(あまの-とおこ)先輩と出会い、引っ張り回されながらも様々な人たちとの繋がりを得ることで、だんだんと凍りついた心を溶かしていく、そんなお話です。ちなみにこの遠子先輩、比喩でも何でもなくマジで本を食べます。ページちぎって。しかも味の解説もします。

 一方でほのぼのばかりではなく、それぞれのエピソードでの事件の犯人との対決や、心葉くんの過去のトラウマの原因となった少女との決着などのシリアスな場面も多く(原作後半はほぼシリアス)そういう展開が好きな方も楽しめる作品になっていると思います。

 劇場版では特に、心葉くんの過去のトラウマの原因である朝倉美羽(あさくら-みう・CV.平野綾)関連のエピソードを中心に描かれており、原作を知らなくても楽しめますが原作を読むともっと面白いです。

 そのほかツンデレヒロインや精神を病んだ女の子、精神を病んだ女の子を支えるイケメンなど魅力的な登場人物も多く、僕にとって(性癖的にも)忘れられない作品です。遠子先輩風に言うなら、全体を通して「夏の透き通った青空の下で飲む、ラムネ味の炭酸飲料のような味わい」もありながら、「秋の寒くなってきた夜に夜空を見上げながら飲むコーヒーの温まる苦味」といった風味の作品であると感じました。

こんな駄文・拙文にもかかわらず気になってしまった奇特な方はぜひビデオ借りたり原作を古本屋で買ったりして読んでみてください。この記事を書いてたら僕も久しぶりに読みたくなったので近いうちにまた振り返ってみようと思います。

ねこ